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情報強者になるための情報収集のコツ

SNSが普及している昨今ですが、本当に使いこなしている人はどれほどいるでしょうか?

僕はこの技術革新を使いこなす人達はごく僅かだと考えています。
「自分は違う」と、読んだ皆さんが思うかも知れません。

しかし、僕の考える使いこなすというのは「操作」の面ではありません。
使いこなすというのは、
「特定の目的の為に情報を取捨選択する能力がある」
という事だと考えます。

何の目的を持たずにYoutubeを眺めたり、Instagram、Twitterを無意識に開いて何の得にもならない情報を得てしまっている人達は、使いこなしてる、とは言いません。
むしろそう言った人達は、自分が使いこなされているという意識を持つべきだと考えます。

さて、前置きはこれくらいにして、情報収集に話を戻そうと思います。
この情報過多の時代を生きる為に必須の能力だと思うので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

思うに、一言で情報収集と言っても、情報には性質があると考えます。
それは「質」・「密度」・「時間」という3つの性質です

情報収集にはInstagramが良い、という事もありません。
Instagram、ブログ、Youtube、本はこれらの性質が異なります。

これらの3つの性質を理解し、SNSやブログの特徴を理解すると、格段に情報収集能力が高まると保証します。

情報が持つ3つの性質

情報の質というのは、それは誰が言ったかであるとか、どれほどの信頼性か、で判断します。

ダイエットで例えますと、

誰か一人がおこなって、
「自分ができたから皆できる!このメニューをこなせば○kg痩せます!」
というのは質が低いです。
それは唯の個人の感想でしか無いからです。

「統計的にそう」、「論文の結果ではこうなった」、「人にはこのような性質があるから」
というのは質が高いです。

僕の印象ですが、皆さんは質が低い情報を好みます。

その理由は明確で、わかりやすいからです。

人間のホルモンの作用が、や論文のデータでは、というのは一見難しい。
時には質の低い情報の方が即効性がある事はあります。

質の高い情報は、理解する必要がありますが、応用しやすい事がメリットです。

これらをまとめると、

質の低い情報・・わかりやすい、嘘の情報・体験談である事が多い、即効性が高い
質の高い情報・・理解が必要、大部分の人に当てはまる、応用を聞かせて自分で新しい情報を作り上げられる。

密度

密度は、同じ文量で比較した時に、狭く深いテーマについては密度が高いと考えます。

「釣り」を例にすると

「釣りの始め方」 という検索ワードは体系的に学ぶ際に役立ちます。
釣りがどういう物か学びたい、必要な物が知りたい、といった密度が低い情報が得られます。
体系的である分、広く浅い情報の集合です。
僕はこれを情報の密度が低いと言っています。

密度が高い情報とは

「伊豆諸島でおすすめのルアー」(ルアーというのは釣り餌を模した人工物の事です)
という検索ワードで引っ掛かるのは、狭く深い情報です。
僕はこれを情報の密度が高いと言います。

体系的に学びたい場合は、密度が低い情報を集める事で全体像の把握ができます。
密度が高い情報は、自分の知識を更に深めていく事ができます。

時間

世の中には「流行」というものがあります。
情報の中には、最新の情報でしか意味を為さない物が多くあります。

例えば、最近のファッションの情報を知りたいのに、20年以上前のファッションを教えてもらっても意味がありません。

逆に、哲学的な事を学ぶときは最新である必要はなく、数世紀前の哲人の意見を本で読んでも価値がある訳です。

情報には時間が過ぎると意味を失う物が多くあります。
皆さんも多く体験しているのでは無いでしょうか。

ここでは、時間に関係なく価値のある物を「普遍的」情報
時間や時代によって価値が変わる情報を「流動的」情報
と表現します。

情報は質・密度・時間という3要素の組み合わせ

どの組み合わせが一概に良いとは言えませんが、これらを意識して情報を見る必要があります。
これを意識しないと容量は悪いままだし、良い情報を使いこなせません。

例えば、Youtuberの一人が発信するダイエットの経験談は
質が低く、密度は高く、普遍的な(時代によって痩せ方は変わらないから)情報です。

それを理解して真似るのは問題ないですが、確実に痩せたいのなら間違っています。

確実に痩せたいのなら、質が高く、密度が低く、普遍的な物が入門としては望ましい、
要するに、

信頼性があって、体系的で、普遍的な情報をあなたは求めています。

このような求める情報と、見つけた情報のミスマッチをする人が多くいます。
このミスマッチが人生において無駄な時間を生み出すと考えます。

自分が求めている情報は何か理解し、これらをどのような組み合わせで探すのか考える必要があります。

情報を見抜けば、騙されなくなる

FX、高金利の投資信託、"ネットビジネス"、高額の教材などは情報を見抜けない人、所謂情報弱者を対象にしたビジネスです。

情報を見抜く力があれば、これらが無意味で自分にとってマイナスに働く事が自分の力でわかります。

なぜなら、それを見抜く為の情報はネット上に溢れているからです。

言われた情報を鵜呑みにして、全て信じ込む事は情報に操られるのと同義です。

どんな情報であっても、重要な場面においては情報の3つの要素を考えて見抜く必要があります。
そして情報の信頼性が心配であれば、信頼性が高い情報からスタートする必要があります。

媒体によって情報の要素は大体決まる(SNS? 本? ブログ?)

ここでは情報を提供する媒体ごとにどのような性質を持つかを書きます。

SNS・・流行的

SNS、TwitterやInstagramの情報は毎日のように書き換えられます。

これらは最新の情報を入手する上では欠かせないコンテンツです。
特にお得情報であったり、早い者勝ちのイベントなどはSNS上のインフルエンサーが競うところでもあります。

今、その瞬間の情報を手に入れたいなら、SNSを利用しましょう。

本・・質が高い

勿論どうしようもない本も多数存在するので、そのリスク回避をした上での話です。

本は広く浅い知識を学ぶにも、狭く深い知識を学ぶにおいても適しています。
ただし、本で学べるのは普遍的な情報なので、流行の情報を追うには適していません。

本は、既にある概念を体系的に学ぶ事や、0から学び始める際に理解が間違った方向に行かないという点で優れています。

Youtube/ブログ・・・質は低い物が多いが個人の価値観に見出す

基本的に一個人の考え方の物が多い。

質が低い物が多いですが、様々な人の生の声が聞ける為、場合によっては非常に有用です。
その発信されている内容が、自分の価値観を変えることがあるかもしれません。

個人の体験である分、密度は高いです。その為、その人の考え方に魅了されて、自分が変わるきっかけにもなり得るのです。

更に、個人の声というのは、より具体的で、無機質さがありません。
それが自分の行動のモチベーションにつながる事があるので、使い方によってはとても有用です。

まとめ

今回は情報収集のコツというテーマで話してきました。

Step1: 自分が求めている情報を要素で分解してみる

Step2: その情報を集めるのに適した方法、適したワードで検索をする

Step3: 質が低いと思ったら、別の記事を覗くなどで情報の質を自分の中で上げる

Step4: 実践などを通して、自分の中での情報の密度を上げていく

これらのStepで、より効率的に情報を得て実践につなげる事ができます。
情報過多の時代で、情報に操られない為に、身につけましょう。

 

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